等々力緑地の浸水対策実地訓練を視察してきました!

等々力緑地浸水対策の実地訓練が行われ、環境委員会委員長として訓練の状況を視察させていただきました。
この実地訓練は、令和元年東日本台風により等々力緑地が浸水したことを受け、本格的な台風シーズンの到来前に、関係局区が取り組む等々力緑地の浸水対策について、台風が発生する3日前から、台風当日までの事前対策を実地にて確認するために行っています。

訓練の内容としては、
①とどろきアリーナへの浸水防除として、止水板(ボックスウォール)を設置して運動広場への導水確保。
②市民ミュージアムへの浸水防除として、土のうの設置。
③補助競技場への導水として、導水部の開口部(グレーチング取外し)の設置。
④既存の雨水ますと釣池への導水を確保するために水路を接続。
⑤新たに導入した排水ポンプ車を活用し、台風前に釣池の水位を事前に一定程度下げ、貯留量を確保する訓練。
が行われました。
また、釣池による貯留量確保については、釣池の水位を1m程度下げ約3万㎥の貯留量を確保し、釣池を貯留地として活用することにより浸水軽減を図るものです。なお、釣池の水位を1m下げるために必要な時間は、約17時間を想定しており、1日8時間運転して2日間で排水作業を終了する計画としています。
引き続き、台風や局地的な集中豪雨などの自然災害に伴う、市民の皆様の安心・安全の確保に向けて、中長期的な対策も含めて取り組んでまいります。